Topological Quantum Phenomena in Condensed Matter with Broken Symmetries

ホーム > 平成22年度 計画研究班トピックス

English
○ 計画研究 A01

■ 時間反転対称性を破る超伝導体の新奇界面現象

本研究計画「時間反転対称性を破る超伝導体の新奇界面現象」の目的は、電子のスピンや軌道角運動量の活性によって時間反転対称性が破れた超伝導体のバルク物性の理解を極め、その界面や表面で顕在化する新奇な量子現象を開拓することである。具体的には研究代表者らが発見し、スピン三重項超伝導体の実験的証拠の揃ったルテニウム酸化物を舞台とする研究、また従来型の超伝導体と強磁性体とのハイブリッド構造体を舞台とする研究を展開する。 【記事全文】pdf.icon(728KB)

○ 計画研究 B01

■ スピン三重項超流動体の新奇界面現象

本研究計画「スピン三重項超流動体の新奇界面現象」の目的は、内部自由度の大きなスピン三重項p 波超流動3He の表面や界面における新奇量子現象の探求およびその実証にある。まず超流動3He-A 相において、主に回転冷凍機中でのNMRにより、細い円筒容器内の折り目構造(テクスチャ)の決定とその応答から、長年の未解決課題である固有軌道角運動量有無の決着を図る。 【記事全文】pdf.icon(721KB)

○ 計画研究 C01

■ 空間反転対称性を破る電子流体の新奇現象

本研究計画「空間反転対称性を破る電子流体の新奇現象」の目的は、空間反転対称性の破れと強いスピン軌道相互作用(SOI)が織り成す新奇なトポロジカル量子現象を、(1)空間反転対称性の破れた(Noncentrosymmetric, NCS)超伝導体、(2) 電場誘起表面超伝導体、(3) トポロジカル絶縁体、において探究することである。 【記事全文】pdf.icon(806KB)

○ 計画研究 D01

■ トポロジカル凝縮系の理論

本計画研究「トポロジカル凝縮系の理論」の目的は、非自明なエッジ(表面・界面)状態を持つ、超伝導・超流動系、ボーズ・アインシュタイン凝縮体、トポロジカル絶縁体の研究を行うことである。さらに、これらの異なった物質系に共通した普遍的な物理を探求し、トポロジカル量子現象に関する凝縮系物理学の新概念の構築を目指すことである。本理論班の研究対象は、幅広い物質群における多様なトポロジカル物理現象である。 【記事全文】pdf.icon(863KB)


PAGE TOP