Cd2Re2O7は室温では立方晶パイロクロア構造を持っていますが、低温で正方晶になり空間反転対称性が破れます。この低温構造は圧力で大きく変化し、圧力下では多彩な相図を示す。これまでの研究から4.2万気圧を境に低圧では空間 […]
これは、グループのメンバーが発行した新しいジャーナル記事と会議録を発表したものです。
Cd2Re2O7は室温では立方晶パイロクロア構造を持っていますが、低温で正方晶になり空間反転対称性が破れます。この低温構造は圧力で大きく変化し、圧力下では多彩な相図を示す。これまでの研究から4.2万気圧を境に低圧では空間 […]
粒子の直径をナノメートルサイズまで小さくしたナノ粒子では、エネルギーが連続的に存在するバルク物質と違い、エネルギー準位が離散的になることが理論的に予言されています。この効果は量子サイズ効果もしくは提案者の久保亮五先生の名 […]
逆ペロブスカイト酸化物であるSr3SnOでは、(Sr2+)3Sn4−O2−というように、スズが陰イオン状態になっていると予想されています。金属であるスズは通常ではSn2+やSn4+という陽イオンになるので、酸化数の正負が […]
超伝導とは物質を低温まで冷却した時に電気抵抗がゼロになる現象として知られています。超伝導では、二つの電子は対状態(超伝導対)を形成し、ほとんどの場合、この二つの電子のスピンは反平行方向を向いています(スピン一重項状態とい […]
UCoGeは強磁性の内部で超伝導転移を示す強磁性超伝導体の1つで,強磁性の量子臨界性が超伝導に関連していると考えられています。実際,強磁性が約1 GPa(1万気圧)の静水圧の印加によって消失しても超伝導相が存在するうえ, […]
2019年9月10日~9月13日まで、岐阜大学柳戸キャンパスにて日本物理学会秋季大会が行われ、我々の研究室からも多くのメンバーが参加し、口頭発表、ポスター発表を行いました。 岐阜大めちゃくちゃ暑かったです。 学会の様子を […]
鉄系超伝導体BaFe2As2は様々なドーピングや圧力によって反強磁性が抑制され、超伝導が発現します。我々はAsの一部を等価数のPで置換したBaFe2(As1-xPx)2に対して圧力をかけ、P置換量と圧力という2つのパラメ […]
UCoGeは強磁性の内部で超伝導転移を示す特異な物質です。 我々のグループのこれまでの研究などから,この系ではc軸方向の大きなスピン揺らぎ(強磁性転移に近い状態)が超伝導の発現に欠かせないと考えられています。 強磁性と密 […]
ルテニウム酸化物超伝導体Sr2RuO4は核磁気共鳴(NMR)の実験等からスピン三重項equal spin状態にあると考えられています。 超伝導体ではフラクソイドが磁束量子Φ0を単位として量子化することが知られていますが、 […]