メンバー

メンバープロフィール

土師 将裕 (Masahiro Haze)

土師 将裕 (Masahiro Haze)

京都大学 (大学院理学研究科) 特別研究員

受入研究者 :
A01 松田 祐司
在任期間 :
2016年10月1日 ~ 2017年1月31日(Topo-Q PD)
2017年 4月 1日 ~ 2018年3月31日(Topo-Q PD)
2018年 4月 1日 ~ 2018年12月21日(Topo-Q PD)

E-mail : haze.masahiro.2x[at]kyoto-u.ac.jp

本領域での研究

 走査トンネル顕微鏡(STM)は、表面の電子状態を原子スケールで観察できる手法であり、かつては表面分析手法の一つでしたが、近年急速な発展を遂げており、磁性体や超伝導体、トポロジカル絶縁体などへの応用も盛んに行われています。

 大学院博士課程では、走査トンネル顕微鏡を用いて、磁性薄膜と基板の界面で形成されるカイラル磁性体(らせん磁気構造やスカーミオン構造)の微視的研究を行ってきました。

 2016年10月からは、京都大学の松田祐司教授のグループで開発している分子線エピタキシー法(MBE)とSTMを組み合わせた装置を用いて、MBEによって作られた重い電子系超伝導体であるCeCoIn5薄膜のSTM観察に携わっております。薄膜化された重い電子系超伝導体では、低次元で実現される新しい超伝導状態が実現していることから注目を集めており、さらに、そのトポロジカルな性質からMajorana束縛準位の形成など、様々な興味深い現象が予測されています。

 MBEに関してはまだまだ学ぶべき点が多いですが、大学院で培ったSTMの技術を生かし、研究を進めています。また、Topo-Q PDとして、国際研究協力の強化に貢献したいと思っております。

略歴

2010年
大阪大学 卒業
2012年
大阪大学大学院工学研究科博士前期課程 修了
2012年
大研医器株式会社 入社
2016年
東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了、工学博士
2016年
京都大学理学研究科特定研究員、現在に至る

代表論文

"In Situ STM Observation of Nonmagnetic Impurity Effect in MBE-grown CeCoIn5 Films"
Masahiro Haze, Yohei Torii, Robert Peters, Shigeru Kasahara, Yuichi Kasahara, Takasada Shibauchi, Takahito Terashima and Yuji Matsuda,
Jounal of Physical Society of Japan 87, 034702-1-6 (Feb. 2018).
https://doi.org/10.7566/JPSJ.87.034702

"Experimental verifcation of the rotational type of chiral spin spiral structures by spin-polarized scanning tunneling microscopy"
Masahiro Haze, Yasuo Yoshida and Yukio Hasegawa,
Scientific Reports 7, 13269-1-5 (Oct. 2017).
DOI: 10.1038/s41598-017-13329-9

"Role of the substrate in the formation of chiral magnetic structures driven by the interfacial Dzyaloshinskii-Moriya interaction"
Masahiro Haze, Yasuo Yoshida and Yukio Hasegawa,
Physical Review B 95, 060415(R)-1-5 (Feb. 2017).
DOI: 10.1103/PhysRevB.95.060415