北川俊作

名前

北川 俊作

身分

助教

研究手段

高圧下測定、核磁気共鳴法(NMR)、核四重極共鳴法(NQR)

顔写真

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このページでは私の研究内容・成果などについて紹介していきます。

連絡先
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 理学部5号館140
Tel:075-753-3752 (Fax: 075-753-3783)

e-mail: kitagawa.shunsaku.8u + at + kyoto-u.ac.jp

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Last updated: Nov. 19, 2020
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パイロクロア酸化物Cd2Re2O7において圧力下でスピン三重項p波超伝導状態が実現してる可能性を示唆する論文がJ. Phys. Soc. Jpn.誌に掲載されました。

元メンバーの奥野君が中心となって行ったプラチナナノ粒子において量子サイズ効果を実証した論文がPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして掲載されました。

2020年3月16日から19日の日程で名古屋大学にて行われる、日本物理学会 第75回年次大会にてポスター発表します。(18pPSA-97)

2019年12月17日から19日の日程で京都大学セミナーハウスにて行われる、第27回渦糸物理ワークショップにて口頭発表しました。(18p14)

2019年9月23日から28日の日程で岡山県にて行われる、International Conference on Strongly Correlated Electrons Systems 2019にてポスター発表しました。(Poster We)

2019年9月10日から13日の日程で岐阜大学にて行われる、日本物理学会にて口頭発表しました。(講演番号:13aB14-6)

元メンバーの河村君が中心となって行った鉄系超伝導体BaFe2(As1-xPx)2において超伝導と反強磁性ゆらぎとの普遍的な関係を明らかにした論文がPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして掲載されました。

2019年8月3日から4日の日程で愛知県にて行われる、豊田理化学研究所異分野若手交流会に参加しました。

昨年度D3の真砂君が中心となって行ったスピン三重項超伝導候補物質UCoGeの圧力下での超伝導状態のスピン磁化率を測定した論文がPhys. Rev. B誌に掲載されました。

2019年7月8日から12日の日程でオランダにて行われる、The Challenge of 2-Dimensional Superconductivityに参加しました。

重い電子系超伝導UTe2のNMRに関する論文(第一著者:徳永さん)がJ. Phys.Soc. Jpn.誌に掲載されました。

s波超伝導が軌道対破壊効果で抑制されるときの振る舞いに関する論文(第一著者:金城君)がJ. Phys.Soc. Jpn.誌に掲載されました。

新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」の後半キックオフに参加しました。

科研費2件(若手研究&複合アニオン公募研究豊田理研スカラーに採択されました!良い結果を出せるように頑張ります。

重い電子系超格子の磁気的性質の物質依存性に関する論文(第一著者:仲嶺君)がPhysical Review B誌にRapid Communicationとして掲載されました。

UCoGeの強磁性量子臨界と超伝導の関係を指摘した論文(第一著者:真砂君)がPhysical Review B誌にRapid Communicationとして掲載されました。

NMR周期表のページにpdf版、マグカップ用新デザインを追加しました。


Recent Research Topics

鉄系超伝導体BaFe2(As1-xPx)2における超伝導と反強磁性ゆらぎとの普遍的な関係 [2019年08月]
鉄系超伝導体BaFe2As2は様々なドーピングや圧力によって反強磁性が抑制され、超伝導が発現します。我々はAsの一部を等価数のPで置換したBaFe2(As1-xPx)2に対して圧力をかけ、P置換量と圧力という2つのパラメーターを変化させることで超伝導転移温度を支配する本質的なパラメーターを探索しました。図にあるように様々なパラメーターにおける超伝導転移温度は反強磁性量子臨界点との距離θでスケールさせることができます。これは超伝導転移温度がθと密接に関係している、つまり、反強磁性ゆらぎと超伝導が強く相関していることを示しています。本研究は京大量子凝縮物性研、東大との共同研究です。この結果はPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして掲載されています。preprintはこちら⇒もっと読む
2019年8月のTopicsの図1
超伝導体BaTi2Bi2Oにおける電子ネマティック転移の発見 [2018年12月]
BaTi2Bi2OはBiサイトを他のニクトゲン(As,Sb)に置換することで物性が大きく変わる物質です。BaTi2As2Oは200KでネマティックCDWと呼ばれる相に相転移します。この相転移温度はSb置換によって減少し、Sbエンド(BaTi2Sb2O)では転移温度は約40Kです。Sbエンドではさらに転移温度1.6Kの超伝導が存在しますが、様々な実験からs波超伝導と考えられています。さらに、SbをBi置換するとCDW転移温度は減少して、Bi20%付近で消失します。超伝導転移温度もBi40%程で消失しますが、さらにBi置換すると超伝導が再出現してBaTi2Bi2Oでは超伝導転移温度は4.6 K付近です(図左)。我々はNMR/NQRスペクトルの測定を行い、BaTi2Bi2Oにおいても45K以下で電子ネマティック秩序が存在することを発見しました(図右)。これはこれまでの測定からは発見されていなかった相転移です。本研究は東大物性研との共同研究です。この結果はPhys. Rev. B誌に掲載されています。preprintはこちら⇒もっと読む
2018年12月のTopicsの図1
63Cu-NMRによる重い電子系超伝導CeCu2Si2におけるFFLO状態が存在することの証拠 [2018年10月]
重い電子系超伝導体CeCu2Si2は世界で最初に発見された強相関電子系における超伝導体です。この超伝導体では上部臨界磁場が強く抑制されたパウリリミットが効いた状態が実現しており、上部臨界磁場近傍でFFLO超伝導状態が実現している可能性が指摘されていました。しかし、これまでの研究ではFFLO状態を示す結果は得られていませんでした。われわれは核スピン-格子緩和率1/T1が上部臨界磁場近傍でのみ超伝導状態で増大する振る舞いを観測しました。これは最近、有機物超伝導体でも見られた振る舞いでFFLO超伝導状態の存在を示唆しています。本研究はマックスプランク研究所との共同研究です。この結果はPhys. Rev. Lett.誌に掲載されています。preprintはこちら⇒もっと読む
2018年10月のTopicsの図1

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2018.01.10
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