メンバー
メンバープロフィール
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ジェームズ・ドゥ・ライュル (James de Lisle)
大阪大学(大学院基礎工学研究科)特別研究員
- 受入研究者 :
- A01 藤本 聡
- 在任期間 :
- 2017年 4月 1日 ~ (Topo-Q PD)
E-mail : jdelisle[at]blade.mp.es.osaka-u.ac.jp
略歴
- 2009年
- イギリス ブリストル大学 卒業
- 2011年
- イギリス 西イングランド大学 PGCE 取得
- 2012年
- イギリス リーズ大学 博士課程前期 修了
- 2016年
- イギリス リーズ大学 博士課程後期 修了
- 2016年
- イギリス リーズ大学 博士(理学) 取得
- 2017年
- 京都大学理学研究科特定研究員、現在に至る
本領域での研究
Weyl超電導体(WSC)の候補者を特定することに興味があります。 WSCはWeylノードによって特徴付けられるが、ノードは超伝導ギャップ関数に含まれる。 ARPESのような標準的な表面測定は、関連するシステムが非常に低温であり、したがって感度範囲外にあるので、もはや有用ではない。我々は、キラル - 磁気熱効果(CMTE)と呼ばれる新しい現象のために、UCoGe [1、2]におけるWSCを同定することができることを示す。 CMTEは、他の凝縮物質系におけるキラル異常に類似している。 CMTEでは、標準的なカイラル磁気効果の電場および磁場が、温度勾配およびねじれ場(超伝導秩序パラメータの渦のテクスチャからのものなど)から生じる有効な運動量依存磁場によって置き換えられる。この効果は、バルクに磁場が存在しないためにゼーマン分裂に起因することができないスピン分極を引き起こす。準平衡量子場理論を準標準的な限界で使用して、この効果により生じるスピン偏極が、準化学的伝搬体への一次量子補正の下に現れることを示す。このような効果は、標準のナイトシフト測定法を用いて観察可能である。
[1] Mineev V P Physical Review B 66 134504 (2002)
[2] Hattori T et al. Physical Review Letters 108 066403 (2012)
代表論文
"Detection of Chern numbers and entanglement in topological two-species systems through subsystem winding numbers"
James de Lisle, Suvabrata De, Emilio Alba, Alex Bullivant, Juan J Garcia-Ripoll, Ville Lahtinen, and Jiannis K Pachos,
New Journal of Physics, 16, 083022-1-19, (Aug. 2014).
doi:10.1088/1367-2630/16/8/083022
"Induced Topological Phases at the Boundary of 3D Topological Superconductors"
Peter Finch, James de Lisle, Giandomenico Palumbo, and Jiannis K. Pachos,
Physical Review Letters, 114, 016801-1-5, (Jan. 2015).
DOI: 10.1103/PhysRevLett.114.016801
"Nested defects on the boundary of topological superconductors"
James de Lisle, Giandomenico Palumbo, Adil A. Gangat, and Jiannis K. Pachos
Physical Review B 94, 054505-1-11, (Aug. 2016).
DOI: 10.1103/PhysRevB.94.054505