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Research Group Topics 2016
計画研究 A01: 強相関物質のトポロジカル相
計画研究A01「強相関物質のトポロジカル相」の目的は、電子間の相互作用が強い物質(強相関物質)での、トポロジカルに非自明な量子凝縮状態や量子相転移の研究を格段に深化・発展させることです。本研究では、遷移金属酸化物や重い電子系化合物を主な舞台として、人工超格子や微細加工・接合系も含めて、特にトポロジカル相の出現や物性制御における、電子相関の有効性を明らかにしていきます。【記事全文】(980KB)
計画研究 B01: 対称性に基づいた新奇なトポロジカル相の探求
計画研究B01「対称性に基づいた新奇なトポロジカル相の探求」の目的は、対称性とスピン軌道相互作用を起源とする新しい種類のトポロジカル物質を探索するとともに、トポロジカル物質が発現する新奇量子現象やエキゾチック準粒子の性質を解明することである。以下では、今年度の主な成果からいくつかのトピックを選んで紹介する。【記事全文】(1120KB)
計画研究 C01: トポロジカル物質ナノ構造の輸送現象
本計画研究では、半導体ヘテロ構造・低次元ナノ構造や超伝導体・強磁性体のハイブリッド構造をベースとした人工的な「トポロジカル物質ナノ構造」の輸送現象に注目しています。個々のバルク母材料にはない新奇なトポロジカル量子現象を引き出し、トポロジカル系に特有なエキゾチックな準粒子の振る舞いを明らかにすることや、準粒子を用いた新しいトポロジカル物質ナノ構造デバイスの基礎原理を提案し原理実証を行うことを目的としています。最近のトピックスを紹介します。【記事全文】(800KB)
計画研究 D01: トポロジカル相におけるエキゾチック準粒子
川上らは、トポロジカル絶縁体への相関効果を系統的に調べた。特に、トポロジカルモット絶縁体と呼ばれる、相関効果により実現される絶縁相に注目した。この相では、バルクは通常のトポロジカル絶縁体と同じであるが、エッジ状態のみがモット絶縁体となる。【記事全文】(993KB)