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Strongly Correlated Electron Systems (SCES)2014 in Grenoble, France 出張報告

SCES 2014 logo

2014年の7月7日~7月14日に行われた強相関電子系の国際会議(SCES2014)にて当研究室の石田憲二(教授), 米澤進吾(助教), Muhammad Shahbaz Anwar (PD), 服部泰佑(PD), 軽部皓介(D3), 山中隆義(D2)が発表しました.

フランス

言わずと知れたヨーロッパの大国の一つ.緯度が高いため夏の日照時間はかなり長く,夜9時くらいになってようやくあたりが暗くなるほど.北海道も似たような緯度に位置するので昼が長いのでしょうか?食事はこだわりのある文化な様で,食べに行ったどのお店もとてもおいしく,きれいな盛り付けでした.また,クレジットカードがあちこちで使えます.スーパーマーケット,マクドナルド,駅の切符券売機,コインランドリー(もはやコインじゃない) など日本では現金が当たり前と思うようなところでもカードで買い物ができました.飲み物の自動販売機は駅の構内などの限られた場所にしかなく,24時間営業のコンビニなんかもないため,スーパーが閉まる前に水を調達しておかないと朝まで大変.

グルノーブル

今年のSCESの開催地グルノーブルはフランスの南東部,ローヌ・アルプ地方に位置する都市で,山に囲まれた雄大な自然を感じられる環境でした.7月のグルノーブルは日が照っていると気温が30℃ほどにまで上がる反面,曇っていたり雨が降ると15~20℃程度まで涼しく(寒く)なるので,シャツ一枚で良かったり上着が欲しくなったりする気候です.会議の間はほとんど雨か曇りだったので上着を持っていた人には過ごしやすく,半袖下持っていなかった人には辛い5日間だったと思います.

フランスでの交通

当研究室の出張先への交通手段はリヨン空港→グルノーブルかシャルルドゴール空港→パリ→グルノーブルでした(到着する空港はほぼ航空会社依存).前者では空港からのシャトルバスでグルノーブルへ,後者はパリ-グルノーブル間をTGVというフランスの新幹線で移動しました.

写真集

今回の出張の様子(移動・会場・町などなど)を写真で紹介していきます.
TGV車両
日本でいうところの新幹線にあたるTGV(読み方はテージェーヴェー).最高時速300km/hを超える超高速鉄道です.完全予約制で事前にネットでチケットを購入できました(しかし筆者は乗車予定日を間違えたために現地で新たに購入する羽目に・・).
グルノーブルの路面電車の駅.遠方に岩山が見える
グルノーブルのLes Taillées Universités 駅.グルノーブルでTGVからTram(路面電車)に乗り換えて,会場の方へ移動.壮大な岩山がそびえたつ景色に圧倒されました.
軽部,Plenary session会場入り口付近にて
Plenary session の会場と当研究室の軽部.おもに 午前8:30~10:15に使用した会場です.全員出席のセッションなのでかなり広い会場でした.京大でいうと時計台百周年記念ホールみたいなところでした.また朝一にはコーヒーとクロワッサン(絶品)を用意してくれました.
昼食.パン,ソーセージ,野菜.チーズ,サラダなど
大学のカフェテリアでのランチ.さすがフランスと言わんばかりのおいしさでした.また,ブルーチーズやカマンベールチーズなど様々なチーズが毎回用意されているところもフランスらしい感じでした.
会場の入り口
ポスターとテーマ別オーラル発表の会場の一つ:IAE.一階の廊下などのスペースにポスターが並び,みんな闊達に議論していました.二階の部屋でオーラル発表が行われました.またIAEは今回の会場近辺で数少ない自動販売機の所在地でした.
夕食のムール貝
ある日の晩御飯.Tramにてグルノーブル駅(の1駅くらい手前)近くにあるたくさんのムール貝が食べられるお店.ノルマンディー風やカレー風味など様々な味付けが選べて,鍋に入った状態で出てきます.大人5人でおいしくいただきました.
最終日の会場前様子.大勢の人が集まって議論している
閉会式後のplenary session 会場前.5日間の会議も終了しました.みんな最後のあいさつをしていたり,終わりとか関係なく質疑応答の続きをしていたりと自由気ままでした.

終わりに

筆者は今回が初めての国際会議でしたが,どうにかポスター発表をやり遂げました.まだまだ英語も物理もしっかり鍛錬を積まなくてはいけないと思う今日この頃です.今回の国際会議で得たものは大きく,海外に出た経験がない私にこのような機会を与えて下さったことに感謝いたします.(D2 山中)