Sr2RuO4の超伝導状態におけるスピン偏極
Sr2RuO4は超伝導状態のナイトシフトの測定などからスピン三重項超伝導体と考えられている物質です。
今回99Ru核と87Sr核のナイトシフトを精度上げて測定し、超伝導状態で僅かにスピン磁化率が増大する振舞いを見出しました。
この結果はスピン三重項超伝導固有の現象と考えられ、スピン三重項をさらに支持する結果として注目されています。
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本論文はPRB誌に掲載され、Editors' suggestionに選ばれました。
論文情報
K. Ishida, M. Manago, H. Fukazawa, Z.Q.Mao, Y. Maeno, and K.Miyake
Phys. Rev. B
92
100502
Sep.
2015