研究紹介のページです。
天然鉱物Cu12Sb4S13の常圧のNMR測定および圧力温度相図を明らかにしました。
e-mail: kitagawa.shunsaku.8u + at + kyoto-u.ac.jp
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天然鉱物Cu12Sb4S13は常圧85Kにおいて金属絶縁体を示す物質である。我々はこの物質の基底状態の詳細を調べるために常圧でのNMR測定および圧力下電気抵抗、磁化率測定を行った。我々のCu-NMR測定から基底状態は非磁性であることが明らかになった。 また、圧力下で金属絶縁体転移が抑制されること、更なる高圧下で新たな異常が現れることも明らかにしました。
本研究は岡山大学大学院自然科学研究科の野原研究室、神戸研究室、京都大学の石田研究室との共同研究です。この結果はJ. Phys. Soc. Jpn.誌に掲載されています。