ハイエントロピー化合物は、5種類以上の元素が1種類の結晶サイトに無秩序に分布する新しい材料群で、高温での高い配置のエントロピーにより通常では得られない結晶構造を安定化します。この「多元素カクテル効果」により、機械的強度、 […]
これは、グループのメンバーが発行した新しいジャーナル記事と会議録を発表したものです。
ハイエントロピー化合物は、5種類以上の元素が1種類の結晶サイトに無秩序に分布する新しい材料群で、高温での高い配置のエントロピーにより通常では得られない結晶構造を安定化します。この「多元素カクテル効果」により、機械的強度、 […]
固体物理の分野では、通常の磁性体では見られない秩序状態や準粒子の研究が注目されています。以前、我々のグループは希土類のイッテルビウム(Yb)原子がジグザグ鎖を形成する磁性半導体YbCuS2において、格子間隔と非整合な周期 […]
我々のグループは最近、イッテルビウム(Yb)ジグザグ鎖をもつ磁性半導体YbCuS2に着目し、その磁気フラストレーションの効果について研究を進めています。これまでの核四重極共鳴(NQR)測定により、約1ケルビン以下では磁気 […]
三角格子やカゴメ格子、ハニカム格子などを組む希土類金属間化合物では、近藤効果および磁気フラストレーションによって特異な量子臨界現象が実現すると予想されています。CePt6Al3はセリウム(Ce)原子がハニカム格子を形成し […]
カゴメ超伝導体CsV3Sb5についての研究成果が、2025年7月16日に国際学術誌「Communications Physics」に掲載されました。 結晶構造は物質の性質に大きな影響を与えることが知られています。中でも近 […]
この論文では、超高純度のスピン三重項超伝導体UTe₂(うてて)単結晶を用いて、常伝導状態(超伝導になる前)の低温磁気特性を詳細に調べました。これまでの試料では、微量のウラン欠損が磁気特性に影響を及ぼす可能性が指摘されてい […]
磁性半導体YbCuS2は、イッテルビウム原子(Yb)がジグザグ鎖構造を形成しており、最近接と次近接の磁気相互作用の競合による磁気フラストレーションの効果が期待できます。実際、我々のグループはゼロ磁場の核四重極共鳴(NQR […]
系全体のスピンの配列が一意に定まらないフラストレート磁性体は、特異な物性が発現することが期待されているため、精力的に研究がなされています。最近、我々のグループはイッテルビウム原子(Yb)がジグザグ鎖を組むフラストレート磁 […]
我々は磁場方向をずらす測定法によってスピン三重項超伝導体UTe2の初期試料でもa軸スピン磁化率が大きく減少すること、わずかな磁場で超伝導スピンが偏極することを明らかにしました 超伝導は、電子が対(クーパー対)を形成するこ […]
ナノ粒子は量子サイズ効果による独自の物理的性質を示すと予測されていますが、その同定は依然として難しいものがあります。今回、我々は久保理論では説明できないナノ粒子の物性を新たに発見しました。 ナノ粒子、または量子ドットとし […]