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■ 平成23年度 計画研究班トピックス
○ 計画研究 A01
■ 時間反転対称性を破る超伝導体の新奇界面現象
研究計画A01「時間反転対称性を破る超伝導体の新奇界面現象」の目的は、電子のスピンや軌道角運動量の活性によって時間反転対称性が破れた超伝導体のバルク物性の理解を極め、その界面や表面で顕在化する新奇な量子現象を開拓することです。具体的にはスピン三重項超伝導体の実験的証拠の揃ったルテニウム酸化物を舞台とする研究、また従来型の超伝導体と強磁性体とのハイブリッド構造体を舞台とする研究を展開します。 【記事全文】(1,300KB)
○ 計画研究 B01
■ スピン三重項超流動体の新奇界面現象
B01班では、スピン三重項超流動体である超流動3He を主な研究対象とし、液体界面での新奇現象や秩序変数の制御により発現する現象の探索と物理的解釈、また同じスピン三重項状態であるカイラル超伝導物質で起こる現象との類似性・普遍性の探求、さらにボース−アインシュタイン凝縮状態や冷却原子系の研究を通して、トポロジカル量子現象の研究を進めています。 【記事全文】(1,098KB)
○ 計画研究 C01
■ トポロジカル絶縁体におけるディラック電子性質の解明と
ラシュバ型スピン軌道相互作用の強い表面超伝導の発見
本計画班では空間反転対称性の破れと強いスピン軌道相互作用(SOI)が織り成す新奇なトポロジカル量子現象を、(1) 空間反転対称性の破れた超伝導体、(2)電場誘起表面超伝導体、(3) トポロジカル絶縁体、において探究します。ここでは、本年度に大きな進展のあった研究課題(2)と(3)のトピックスについて紹介します。 【記事全文】(1,780KB)
○ 計画研究 D01
■ トポロジカル凝縮系の理論
本研究計画「トポロジカル凝縮系の理論」の目的は、非自明なエッジ(表面・界面)状態を持つ、超伝導・超流動系、ボーズ・アインシュタイン凝縮体、トポロジカル絶縁体の研究を通じて、これらの異なった物質系に共通した普遍的な物理を探求し、トポロジカル量子現象に関する凝縮系物理学の新概念の構築を目指すことです。 【記事全文】(1,317KB)